掌蹠膿疱症とは?

手のひらや足の裏に左右対称性にかさかさした赤みがあり、黄色調の小さな膿(膿疱)を伴います。感染とは異なり膿疱内に細菌はいません。

 

皮膚以外の症状はありますか?

手足の関節や背骨などに痛みがでることがあります。鎖骨と胸骨をつなぐ関節に痛みと腫れがでることもあります。

 

原因は何ですか?

はっきりした原因はわかっていません。しかし慢性扁桃炎や虫歯のある人が多く、その治療をすると掌蹠膿疱症が改善することがあるため病変部の細菌に対するアレルギー反応説や、他に金属アレルギー説などが考えられています。

 

どんな治療をするのですか?

一般的には保湿剤を併用しながらステロイド外用薬やビタミンD3軟膏で治療します。改善に乏しい場合には紫外線療法を行うことがあります。関節症状がある場合には整形外科と連携して治療します。

 

日頃気をつけることは?

喫煙は増悪因子のひとつです。本数を徐々に減らしましょう。