色素性母斑とは?
ほくろのことです。メラニン色素をつくる母斑細胞が皮膚に増えておこったものです。小さな黒いしみやふくらみとしてみられることが多いです。高齢者においては色素が抜けた小さなふくらみとしてみられることがあります。
どこにおこることが多いですか?
皮膚ならどこにでもおこりますが、顔や手などの太陽にあたる部位に比較的多いです。
検査は必要ですか?
視診に加えてダーモスコープという拡大鏡を用いれば、おおよそ悪性病変の除外はできます。しかし、いびつなほくろの場合には悪性黒色腫や他の皮膚がんとしっかり区別するため、全摘皮膚生検といって病変部全てをとり組織学的に評価をします。
どのような治療をするのですか?
通常のほくろであれば切除する必要はありません。組織学的な評価と美容的観点から切除することがあります。