接触皮膚炎(かぶれ)とは?

刺激による刺激性接触皮膚炎とアレルギーによる接触皮膚炎があります。前者では刺激の強い物質や刺激は弱くとも繰り返し暴露された際におこります(アレルギーではありません)。後者は物質に対してアレルギーをもつようになったためにおこります。

 

症状は?

両者ともに、接触物に触れた部位に一致して、かゆみや赤み、小さな水ぶくれなどが生じます。

 

原因はなんでしょうか?

刺激性接触皮膚炎では、酸、灯油、ガソリン、家庭用化学物質などの強い刺激に暴露された場合や洗剤、摩擦などの弱い刺激の繰り返しの暴露により生じます。アレルギーによる接触皮膚炎では、金属製品や化粧品、外用剤などに対してアレルギーを獲得したことにより生じます。

 

どんな検査をするのですか?

アレルギーによる接触皮膚炎を疑った場合には、その原因と考えられる物質のパッチテストを行います。

 

どんな治療をするのですか?

かぶれの症状にはステロイド外用剤を使用します。症状の予防は原因物質に触れないことです。