手足口病とは?

口の中や、手足などに小さな水ぶくれ(水疱)が出る、ウイルスの感染によって起こる感染症です。感染経路は、飛沫感染(咳やくしゃみなど)、接触感染、糞口感染(便の中に排泄されたウイルスが口に入って感染することです)です。

 

おこりやすい年齢と時期は?

乳幼児を中心に夏におこりやすいです。

 

どんな治療をするのですか?

このウイルスには有効な治療薬がなく、自分自身の免疫で治るのを待ちます。まれに髄膜炎や脳炎などの合併症を起こすことがあるため、経過観察をしっかりと行います。

 

保育園・幼稚園・学校へ行ってもよいですか?

手足の水ぶくれが消えて、口内炎が治っても、便の中には原因のウイルスが長い間出てきます。トイレで用を済ませた後は手洗いをきちんとしましょう。口内の発疹で食事がとりにくい、発熱、体がだるい、下痢、頭痛などの症状がなければ、学校を休む必要はありません。